2024年アカデミー賞授賞式でプレゼンターを務めた、注目のポップアイコン、アリアナ・グランデ。レッドカーペットに現れた彼女は、まるでミュージカル「ウィキッド」の主人公グリンダを彷彿させる、可憐かつ大胆なピンクのドレスに身を包み、会場の視線を独占しました。
今回のグランデの装いは、ただ単にトレンドの「バービーコア」を取り入れたものではありません。そこには、彼女が演じるグリンダの持つ「善き魔女」としての強さと、グランデ自身のポップスターとしてのキュートさが見事に融合されています。
淡いピンクのドレスは、ジャンバティスタ・ヴァリのオートクチュールによる特注品。ふわっと広がるティアードスカートと、繊細な刺繍が施されたボディ部分は、メルヘンチックな世界観を表現しつつも、決して甘くなりすぎない強さも兼備しています。ティファニー&Co.のジュエリーが、その洗練された雰囲気をさらに引き立てています。
グランデのスタイリストであるミミ・カットレル氏は、授賞式前にグランデのジュエリーの写真を公開。車中で渋滞に巻き込まれている様子のグランデは、それでも満面の笑みで「ピンクモーメント」を満喫している様子が伺えます。SNS上でも、このドレス姿は大きな話題となり、「グリンダのピンクのバブルを彷彿させる!」「やっとレッドカーペットドレスが見れた!」など、称賛の声が相次ぎました。
3月8日にリリースされたばかりの新アルバム「Eternal Sunshine」のプロモーションで忙しい日々を送るグランデですが、実はこのアルバムは、前夫ダルトン・ゴメス氏との破局からインスピレーションを得た作品だと言われています。ザック・サン・ショーに出演したグランデは、
「とても感情的だった時に書いた曲もあれば、もっと楽しいポップな曲も入っています。実は、ポップな曲の中にも涙を流しながら書いたものもあるんです。このアルバムには、私が経験した心痛や悲しみがあふれていますが、そこには同時に、優しさ、愛、正直さ、透明性、そして尊敬が込められています。」
と語りました。グランデの「Eternal Sunshine」同様、今回のレッドカーペットでの装いも、強さと可愛らしさの絶妙なバランスが魅力的。今後の彼女の活躍からも目が離せません!